今熊野観音寺へ紅葉を観に行ってきました。もちろん、ひとりで。
今熊野観音寺へ紅葉を観に行ってきました。もちろん、ひとりで。
今熊野観音寺。イマクマノカンノンジ。
「今熊野」 だったり 「新熊野」 だったりと、漢字表記が揺れがちなイマクマノですが、
正式名称はその 「イマクマノ」 が付かない、単なる 「観音寺」 だったりする、今熊野観音寺。
新熊野神社の本地堂として、御寺・泉涌寺の塔頭として、またそれ以前から始まる長い歴史を持ち、
頭痛封じの御利益で現在もなお極めてネイティブな信仰を集め続けている寺です。
開基は、かの空海。東寺で修行してた弘法大師が、東山に光を見出し、この地で熊野権現と遭遇。
白髪の老翁の姿をした権現から、十一観音と宝印を授けられました。で、観音寺、創建。
平安時代の観音寺は、観音信仰、ぞして熊野信仰の霊場として大いに信仰を集めたそうですが、
末期になって超熊野フリーク&超頭痛持ちの後白河院が、近所に法住寺殿を建設。
院は、頭痛持ちの強迫的な脳内パースペクティブをそのまま具現化したような三十三間堂と共に、
はるばる熊野の地から神のみならず木や土まで勧請した新熊野神社も、創建。
近所である観音寺は、新熊野神社の本地堂とされ、「今熊野観音寺」 と呼ばれるようになりました。
後白河院ゆかりである頭痛封じの御利益も人気を呼び、寺運が上がった観音寺でしたが、
応仁の乱で全てがパーとなり、江戸期に泉涌寺の塔頭として再興、そのまま現在に至ってます。
しかし、他の 「御寺の塔頭」 と比べると、今熊野観音寺のビジュアルは極めて独特であり、
周囲を取り囲む大自然もまた、泉涌寺より何かしら濃厚な霊気を放ってて、独特。
で、この大自然が、秋には実に渋くて良い紅葉を見せてくれるわけです。
おまけに、拝観無料。「紅葉まつり」 として、茶屋も出るため、静かに人気上昇中。
そんな今熊野観音寺の、なうな紅葉、見てきました。
今熊野観音寺は泉涌寺の塔頭なので、最寄駅も同じJR&京阪東福寺駅。
近年のJR+ 京阪の乗り継ぎアピールが効いたのか、駅は東福寺への客で大混雑状態。
その大群衆が、泉涌寺への分かれ目でドッと減り、今熊野観音の分かれ目でさらにドッと減ります。
東大路から泉涌寺道へ入れば、あとはひたすらまっすぐ泉涌寺総門を目指すだけです。
泉涌寺総門をくぐってしばらく歩くと、左手に現れる、
今熊野観音寺の入口と紅葉まつりの看板、そしてその先の参道には、紅葉。
さらにその先には、「神社だね」 とか言ってる奴がいた、鳥居橋。
本殿、じゃなくて本堂前で、紅葉を背に出迎える、子護弘法大師像。
紅葉が色を添える手水と、呉智英みたいな名前の霊水・五智水。
境内に入れば、彼方に医聖堂、此方に茶屋の床机、その間に本堂と紅葉。
床机のそばから、鍾馗と紅葉のにらめっこを見るの図。
頭痛快癒の霊験あらたかな枕カバーを売る本堂横の売店と、紅葉ナメの医聖堂。
延々と流される枕カバー売り込みアナウンスを聞きながら観る、茶所奥の紅葉。
「今熊野観音は貴方の枕元に現れる観音様です」 と言われながら観る、茶所奥の紅葉。
売り込みアナウンスと和風BGMが流れてる、紅葉まつり限定の茶屋。
500円のおはぎと迷った末に頼んだ、結構美味い300円の昆布つき甘酒。
晴れてきた空を借景にした、紅葉。
今熊野観音寺のもうひとつの名物・ぼけ封じ観音と、紅葉。
紅葉に彩られる陸軍幹部候補生の碑と、隙間に紅葉が入った奉安石仏。
本堂の裏からぼけ封じ観音を見ると、カラフルな紅葉。
その少し奥へ行くと、シンプルでモダンな石仏。
で、帰り際にのぞいた、何らかの屏風。以上でございます。
客の大半は、中高年。というか、より正確に言うなら、老人。
信心深い地元 or 近隣系老人に、 泉涌寺から流れてきた観光系中年が混じる感じ。
カップルは、極めて少ないです。というより、そもそも若者自体が圧倒的に少ないです。
いわゆる団体や、物見遊山系は、少なめ。観光ハイで馬鹿騒ぎするような輩も、見当たりません。
ただ、ネイティブ&ディープな信仰メインの雰囲気でもなく、その間のちょうどいい感じというか。
単独は、女はほぼ絶無状態。男は、全員が全員、カメラマン。
混雑度は、空いてるわけではないですが、混んでるほどでもありません。
そんな今熊野観音寺の、紅葉。
好きな人と観たら、より紅葉なんでしょう。
でも、ひとりで観ても、紅葉です。
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【客層】 (客層表記について) カップル:微 女性グループ:若干 男性グループ:0 混成グループ:0 子供:0 中高年夫婦:2 中高年女性グループ:3 中高年団体 or グループ:4 単身女性:微 単身男性:1 |
【ひとりに向いてる度】 【条件】 |
今熊野観音寺
京都市東山区泉涌寺山内町32
8:00~17:00
京都市バス 泉涌寺道下車 徒歩約10分
JR奈良線 or 京阪電車 東福寺駅下車
徒歩約15分
今熊野観音寺 – 公式
観音寺 (京都市東山区) – Wikipedia