光明寺へ紅葉を観に行ってきました。もちろん、ひとりで。
「月影の いたらぬ里は なけれども. 眺むる人の 心にぞすむ」 。
浄土宗の開祖である法然上人が、阿弥陀仏への信仰を詠んだといわれる歌です。
月影とは、仏が放つ光のこと。つまり、世界のあらゆるところに仏の慈悲は届いている、と。
しかしその光が真に光となるのは、眺める人の心の中だ、と。念仏を唱える人の心の中だ、と。
上人はそんなことを仰ってるのであります。何と有り難く、示唆に富んだお言葉でしょう。
私たちは、とかく物事の悪い面ばかりを見つめ、論いがちです。また、自身の不幸を嘆きがちです。
しかし、それは間違っている。私たちは、既に、仏の大いなる慈悲に包まれているのです。
如何なる時も、仏の光に照らされているのです。輝いているのです。存在が祝福されているのです。
私たちはそのことに、気付かなくてはいけない。そのことを、受け入れなくてはいけない。
偽りのさもしさに身をやつしては、いけないのです。心を開き光を信じなければ、いけないのです。
と、調子に乗って適当なことを書いてると、違う宗教の勧誘みたいな感じになってきましたが、
とにかく法然上人によると、仏すなわち光であり、光すなわち仏となるんだそうですよ。
そんな上人の開いた浄土宗には、そのままずばりな 「光明寺」 という名の寺がいくつかありますが、
中でも最も有名なのは、上人の廟所がある京都西山粟生野の光明寺ではないでしょうか。
法然が初めて念仏の教えを説き、叡山に襲撃された上人の柩が光で指したという、粟生野の地。
熊谷次郎直実は、この地に念仏三昧堂を建立すると共に、上人の廟所を建立に尽力。
その話を聞いた四条天皇の勅願で光明寺と改名され現在に至る、西山浄土宗総本山であります。
総本山らしい規模ながら、普段は郊外にあって静かな佇まいを見せる光明寺ですが、
紅葉の名所でもあり、秋ともなれば正しく 「光」 を 「観」 る人たちが溢れかえる混雑を現出。
通常は拝観無料ですが、この季節だけは有料化するほどの繁盛振りを見せてます。
そんな光明寺の紅葉、観てきました。紅の光、お楽しみ下さい。
光明寺があるのは、長岡京市。ただし長岡京市といっても、かなり西の方です。
アクセスは、バスのみ。電車だと、阪急の長岡天神駅で降りて、あとは徒歩約30分となります。
私が住む八幡からだと遠回りなので、2時間かけ全徒歩を強行、疲れ果てた末に到着したぞの図。
着くと、門前に観光客&バスが、爆裂状態でした。当然ながら皆さん、バスで来るようですよ。
門前には、実に門前らしい飲食店 or 各種みやげ店 or 屋台などが並び、
その奥にあるバスロータリーでは、大型バスがエンドレスで客を吐いたり飲み込んだりしてます。
あ、路線バスのバス停は、ここではありませんよ。門前のもうちょっと東の方、徒歩3分くらい先の所。
人間の入口は、この奥です。筍の佃煮や西山漬などの名産品に目移りしながら、進むことしばし。
進んだ先には山門があり、その直前の受付で特別入山券500円也を購入。
そう、特別であります。プレミアムであります。といっても、普通入山券なるものはないですが。
イントロで少し書いたように、こちらの光明寺、普段は拝観無料。有料なのは、紅葉の季節だけです。
収益確保の目的もあるんでしょうが、御覧の通りの混雑ぶりを緩和する意味もあるんでしょうね。
で、山門をくぐれば、やや散り気味ながらも、紅葉。
しかし振り向けば、こちらは旺盛に、紅葉。
紅葉はアップで撮っても、紅葉。
紅葉は御影堂の傍にあっても、紅葉。
境内と、紅葉。
上人の石棺と、何らかの紅葉。
上人の像と、何らかの枝。
手水と、紅葉の落葉。
境内と御影堂と紅葉。
参道と人間と紅葉。
立ち入り禁止の上人御本廟と、紅葉の落葉。
で、御影堂へ上がり、光明寺せんべいの味を気にしつつ観た、鐘と紅葉。
釈迦堂へ向かう際に通路から見た、信楽庭と勅使門。
たしか釈迦堂裏で見た、何らかの山および紅葉。
玄関を出た先に立つ、何らかの仏像および紅葉。
玄関を出た先に積もる、紅葉の落葉。
と、伽藍を回った先で到着した、いろんな店が並ぶ商業&飲食集積ゾーン。
丹波の黒豆が執拗に売り込まれたりしてますが、私はお接待のこぶ茶だけタダ飲み。
商業ゾーンの先では、紅葉うどんと紅葉の天ぷらが人気の床机が、集積。
ここの紅葉の天ぷらは、練り物に紅葉を乗っけたやつ。私は金が惜しいので、スルー。
で、飲食集積ゾーンを抜けた先には、光明寺名物・紅葉参道。
紅葉参道の紅葉。
紅葉参道の紅葉と紅葉の木。
紅葉参道の紅葉。
紅葉参道の紅葉と紅葉を観る人間。
紅葉参道の紅葉。
紅葉参道の紅葉。
紅葉参道の紅葉の落葉と石。
紅葉参道の紅葉と紅葉の木と紅葉の落葉と紅葉を観る人間。
で、紅葉参道の先に立つ門と紅葉を観る人間。お帰りはこちらです。
閉門に近い時間ながら、門前では大型バスがまだまだ進入中。えらい人気の光明寺でした。
客層は、大半が観光客です。
全体の6割ほどが、中高年のツアー or ベタな典型的観光客という感じ。
何より、バンバカやって来る大型観光バスの量が、その客層を物語ってます。
残りのうちの2割ほどは、何故か地元 or 近隣風の親子連れ。
関西弁で近隣在住であろう子連れの若い家族連れを、本当によく見かけました。
カップルは、ごく普通の近隣から来た観光風の連中が普通にいる程度で、
市内中心部でよく見かけるスカした奴らはあまりおらず、観光ハイや恋愛ハイも希薄。
単独は、カメラのおっさんが少々いるくらい。女性はほとんど見かけませんでした。
敷地は広大な光明寺ですが、伽藍が建て込んでるためか体感的には割と狭く、
またそこへ大量の人間が殺到するため、人圧はそれなりに強烈です。
しかし、超メジャーな観光地ほど荒んだ空気を感じないのは、
紅葉の見事さゆえか、あるいは法然上人の御心が人心を癒やすからでしょうか。
そんな光明寺の、紅葉。
好きな人と観たら、より紅葉なんでしょう。
でも、ひとりで観ても、紅葉です。
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【客層】 (客層表記について) カップル:2 女性グループ:若干 男性グループ:微 混成グループ:0 子供:0 中高年夫婦:2 中高年女性グループ:1 中高年団体 or グループ:5 単身女性:微 単身男性:若干 |
【ひとりに向いてる度】 【条件】 |
光明寺
京都府長岡京市粟生西条内26−1
紅葉特別入山 9:00~16:00
阪急バス 旭が丘ホーム前下車 徒歩約3分
阪急電車 長岡天神駅下車 徒歩約30分
京都 総本山 光明寺 – 公式
光明寺 (長岡京市) – Wikipedia